トップ > 国宝「青不動尊」
青蓮院の国宝「青不動明王二童子像」は、ご身体の色が青黒なことから通称「青不動」と呼ばれ、日本三不動画(注1)の一つとして平安時代からたいへん篤く信仰されてきています。
(注1)日本三不動画…青蓮院の青不動・高野山の赤不動・三井寺の黄不動(曼殊院にも国宝「模写黄不動」があります)
不動明王は密教の仏であり、五色(青・黄・赤・白・黒)に配せられることがございます。その中で青色は、方位に配せられれば中央、五大に配せられると大日如来の三昧耶形である五輪塔婆の頂上の宝珠形となる様に、青不動は五色の不動明王の中では最上位にあり、中心にあります。すなわち、不動明王中の不動明王という地位を占めております。
青蓮院の青不動は、平安時代の飛鳥寺玄朝によって描かれたと云われ、安然(あんねん)の不動十九観を忠実に描写したものと伝えられています。たいへん大きな画像で、青不動明王の性格にふさわしい威厳と荘厳さを持ち、大変迫力のあるものです。
この青不動明王画像は、信仰の上でも、美術的にも、史料的にも、正に現存する仏教画のなかでも至高のものと云えるのではないでしょうか。
なお、お堂にお祀りしてあるのは、複製です。しかし、同じように開眼してありますので、かわらぬ御利益がございます。











