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9月護摩のお話し

今日は。9月の満月護摩です。

今日はまた夏に後戻りしたように暑い日となりました。お忙しい中、また大変ご遠方からもお参りいただきありがとうございます。今夜の満月はすばらしいと思います。

国宝中の国宝と云われる青不動のご開帳が迫ってきました。
9月16日には、来賓のご随喜を得て青蓮院のご本尊を祭る修法の熾盛光法によって開闢法要をお勤めします。

会期は9月18日から12月20日までの90日間です。期間中はライトアップも全期間行います。

平安後期、青蓮院創建以来初めての一般公開となります。
期間中ぜひお誘い合わせご参拝されますようお願いいたします。

国宝青不動明王ご開帳を 今、何故 何のために?

不動明王は大日如来の化身、と云われています。

青蓮院のご本尊、熾盛光如来は大日如来の仏頂尊といって大日如来の頭上にいらっしゃる崇高な仏様です。 青蓮院のお不動様は従って熾盛光如来の化身ということになります。

熾盛光如来のお力は、天変地異や事変、疫病を鎮静。国家の安泰。皇室の安寧。をはかるお力です。
ですから、青不動を拝することは、経済金融危機、疫病であるインフルエンザの蔓延や社会の行き詰まり、道義の衰退、社会の活力の減退 を鎮めることになります。そしてそのような事変に皆さんがさらされないことを強く祈念してまいります。

今回のご開帳では、ご参拝全員の方に祈願紙をお渡しして、以上の祈願の他、皆様の願いをお持ちになって、しっかりとお不動さまの前にお供えして、拝んでいただくことに致しました。

芸術観賞よりは、「祈り」が今回の中心テーマです。

護摩祈祷を毎日、11時、14 時にお勤めします。

将来東山、山頂に、お不動さまをまつる大護摩堂を建設し、仏教の教えが社会生活の中で拠り所となるよう、また仏教の教えによって、世の中の様々な問題の具体的解決をはかっていく活動の拠点となるよう、勤めてまいりたいと考えておりますが、このご開帳を通じて、この運動へのご賛同やご協力の輪を広げて行きたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

それにつけても、新型インフルエンザが心配でありますが、青蓮院ではこのご開帳によりまさに、お不動さまのお力により、難を除し、皆様が難を逃れていただくよう祈念してまいります。

この新型インフルエンザについて、一言、申し上げれば、あまりにもマスコミや政府、公的機関等が、過度に不安をかりたてていると思います。特に日本では異常な状況であると思います。学級閉鎖。イベントの中止。マスクの着用、手指の消毒の徹底。等々。

新型インフルエンザは専門の医療関係者の立場から、従来のインフルエンザより弱いものだと云われています。

ところで従来のインフルエンザでは、菌を撲滅したり、感染を水際で食い止めるなどということは全く考えられない、ことでした。マスクや手指の消毒の道具が社会のあらゆるところに置いてあったりしませんでしたよね。

私は、もう世界的に広まったこのインフルエンザは、誰でもが罹って普通という段階なのだと思います。

児童が2〜3人感染したからといって、直ぐに学級閉鎖したり、休校にしたり、する必要があるのか。
今までも、誰でも罹る普通の風邪であれば、こんな騒ぎはしなかったと思います。

私はむしろ罹った時にどのように対処するのか、症状の段階に応じた適切な手当ての方法、何日で治るのか、処置を放置した場合は従来のものと違ってどのように危険なのか。
そのようなことを、もっともっと詳しく指導するべきと考えます。

罹らない方法に労力や努力を過度に傾けないで、罹った時の処置に万全を期すことに全力を傾注すべきです。
もちろん罹らないためのワクチンの早期摂取に万全を期していただきたいことは当然です。

そして、恐らく私は罹った初期の段階の手当てが重要なのだと思いますが、休日や連休、夜間には通常医療機関が休みに入っていることから、国の助成や機関によって手当ての万全化を計る必要があるのではないか。

そのようなことにこそ、国のお金や労力を徹底的に振り向け、単に不安をかきたてることは厳に謹んでもらいたいと思っています。

私は厚生労働省の発表ばかりでなく、医師会等の専門家がもっと積極的に発言して行くべきものと考えます。

不安をかきたてられた人々は自分でしっかりと判断ができなくなりがちです。

今日本の社会が極めて危険な側面があるとすれば、このように情報が一方的に極端に一つの方向に、異常に流布されていくところだと私は考えています。
今回の民主党の圧勝も一つにはこの表れでもあったような気がします。
私が自民党を支持するとかしないとかいっているのではありません。

自らの目、自らの心、をしっかりもっていること。

流されずに。

信仰の大切さはそこにあると思います。 

最後に私事で恐縮ですが、この度、全国書店にて玉川大学出版部より、私の著書、「青不動のこころ」を出版いたしました。
青不動のこと、日頃お話していること、色々な私の思いを書いてありますので、お読みいただければ幸いです。またご叱正、ご助言、ご感想等いただければありがたいです。     慈晃 拝。

カテゴリ: 門主のお話 | 2009年09月05日 | No Trackbacks

コメント一覧

初めて拝見しています。
>自らの目、自らの心、をしっかりもっていること。
>流されずに。
とても素敵な言葉です。
今の時代、ほんとの意味での信仰の心を改めて考えさせられます。

今月26日お参りさせていただく予定です。
国宝の青不動明王様にお目にかかれること大変幸運に思います。すっごく楽しみです…

季節柄くれぐれもご自愛下さい。

kirara|2009年09月15日

はじめまして。
私は日本と外国を行き来する生活を送っておりますので、日本にいる間になるべく日本の伝統を学ぼうと心がけています。
修学旅行で初めて訪れた時から青蓮院さまの静謐な佇まいと美しい庭にひかれて京都に行く度にうかがっていました。
今般、国宝青不動にお眼にかかれることになり大変感謝しています。
日本には数多くの素晴らしいお寺や神社があるのに、必ずしも仏教や神道が現代の日本の衆生の悩み〜リストラ、介護、将来への不安等〜に必ずしも積極的に応えていないように感じていました。
青蓮院さまの今回の試み、そして仏教センターは現代の日本人にお寺自らが手を差し伸べ、乗り出す素晴らしい計画と存じます。
実現に際してはいろいろご苦労があるかと思いますが、ぜひ実現して下さい。

araiguma|2009年09月19日

はじめまして。
8月29日に母が他界いたしまして、戒名に青蓮院を戴きました。
9月20日の朝何気なくテレビをつけたところ青蓮院の事を放映していました。私には偶然とは思えず、母からの何かお知らせではないかと感じました。何処にあるのかも知らなかったので、早速調べてこちらのブログにたどり着きました。今年中にお参りさせていただけたら・・と思っております。
今まで母を介護していて、その母を亡くした今すっぽり穴があいたようにするべき事がなくなってしまい、無力感でしたが、お邪魔する前に勉強し、心を清め、母に少しでも近づけるよう日々を大切に過ごさせて頂きます。

mari|2009年09月20日

初めまして。
新聞にて青不動明王のお姿を見てからどうしても見に行きたい気持ちがおさまりません。こんな気持ちは初めてで自分でも驚いております。
現在、色々心に積もっている事があり、自分が変わらなければいけないという気持ちだけが空回りし、もがいている状況だからでしょうか。
しかし、神奈川県在中で小さい子供がいる為、思いたったらすぐ・・とはいかないのがもどかしいですが、必ず12月迄にお姿を拝見しに伺いたいと思っております。

めと|2009年09月26日

はじめまして。
時折ブログを拝見しております。

先日のシルバーウィークにご開帳を拝観させて
いただきました。
神々しいエネルギーを賜り、大楠に包まれて
優しい気持ちになりました。

「青不動のこころ」も一気に読んで
先人のご苦労もさることながら、
仏教についての考え方も素晴らしく
心穏やかになりました。
このような気持ちを持つことが
一番大切なことのように思えます。

ありがとうございました。

peco|2009年09月26日

不動明王…生まれ年から行くと護り神が、そうらしいのです。だから好きなのかなぁ と思うのです。
来週くらい御参りに、御目にかかりに行こうかと考えていますが。。心に気にかかる、煩悩と向き合おうかと思います。
世の中は、色んなことが起きてます。不安だらけ。でも一人一人が、まっすぐに真面目に考え、生きれば良いのですよね。でも正しいことをやるのって 難しく感じます。

廣美|2009年09月27日

初めまして。
昨日、『ふしぎ発見』にて、1000年の時を超えてのご開帳のお話を知りました。
来月初旬に、ご近所のお友だちと京都に行く予定をしており、あわせて、実家が天台宗という事もあり、不思議なご縁を感じました。

『100年に1度と言われる経済危機に際して、いまこそ・・・』というお話に感銘を受けました。
京都での市内観光の際には、ぜひ立ち寄らせて頂きたいと思っています。
どうぞその際にはお世話になります。
まずは、ご挨拶まで・・・。みい

みい|2009年09月27日

昨日のふしぎ発見で御開帳を知り魅かれました。1000年という計りしれない歴史を是非体感してみたいです。画面からでさえ気迫が伝わって来ました。

yumi|2009年09月27日

はじめまして

先週tvで青不動様を拝見してどうしても行きたくなり、ネット検索してここにたどり着きました。

お不動様をtvで拝見した瞬間背中が寒々として、すぐに悪鬼を吐き出すように深呼吸したら一度に背中が暖かくなって、うまく言えないですけど、有難かったです。

これは御開帳の間に行かなければと、心に誓った次第です。

拝見するのを楽しみにしています。

masa.mama|2009年09月28日

新聞を何げなく読んでいたら 青不動様の記事を拝見し 何故か惹かれました。

用があり京都へ行き 帰るには早い時間だっだ為 東山を、散策していた所 何と!住所も知らなかった 青蓮院の前を通ったのです ご開帳前だったのですが 凄い偶然な ご縁に びっくりです!

この ご縁大切に 絶対拝見させて頂きます。

ren-mama|2009年10月02日

はじめまして。
青不動さまのご開帳をお慶び申し上げるとともに、一般人の目にふれさせていただけることに深く感謝いたします。
25日に参ります。
こんな時代だからこそ、自分の中の怒りや憎しみや妬みをすべて焼き払っていただき、世界平和を祈りたいです。
青不動さまの後ろにいる、かるらさんに逢えるのがとても楽しみです。

麻子|2009年10月03日

来月13日に参拝させていただきます。5月に葵祭りのときにご開帳を知りました。京都に行くと必ず 八坂神社、知恩院 南禅寺 平安神宮と周り 青蓮院も通りますが なぜか 参拝できずにいました。
門主さまの このブログを読み(とくに インフルの)共感しまして 行くことにきめました。
本格的な紅葉シーズンになり 益々混雑することでしょう。
お身体ご自愛くださいませ。

ごまめ|2009年10月29日

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