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12月護摩のお話

12月護摩のお話

今年も残り少なくなって来ました。今日は納め護摩供を勤めました。
この1年色々なことがおありになったと思います。
楽しいこと、記念すべきこと、つらいこと、別れ、出会い、失敗、成功。でもあっという間に感じられます。
仏教では無常、常ならずです。一瞬一瞬があと戻りできない貴重な瞬間なんですが、結構無駄に時間を使ってしまいます。

最初に表彰をしました。毎月の護摩に欠かさず出席された皆勤賞の方。いままでの参拝が通算で30回を越えた方。通算で60回を越えた方。継続していくこと、良いことを繰り返していくことが大切です。

今年の漢字が「暑」にきまりました。
確かに今年の暑さは異常でした。
地球温暖化がじわじわと、或いは急速に進んでいるのでしょう。

もちろん暑かったのですが、私は今年を象徴する漢字としては、単純過ぎると思っています。

私は今年は「弱」だったと思います。

中国の尖閣諸島での漁船衝突事件への政府の弱腰。本来独立国として云うべき最低限の意志表明もせず、中国のご機嫌とりに終始。捕まえた船長を釈放。北方領土のロシアの大統領の訪問にも弱腰。

円高が過度に進んでも、アメリカに対してしっかり物が云えない。政治、経済、指導者の弱さ。

輸出産業は生き残りをかけて生産拠点の海外移転に拍車がかかり、企業は生き残れても、日本での日本人の雇用は減る一方では。
来春卒業予定の大学生の就職率は約60%との由。
この数字は実態を顕しているのか良く知らないが、受験や、塾通いで親も本人も時間とお金をかけ、やっと卒業したら就職口がない。このどうしようもない日本社会。もう終りに近いのでは。

それも原因を作ったのはアメリカのサブプライムローンを世界に売り撒くって、バブルが弾け、世界恐慌へ。その穴埋めのため、アメリカは自国の防衛に専念、低金利とドル安政策をとり円だけが標的になって円高。

アメリカへの警告の一つも口にしない、弱腰。

どれだけたくさんの日本人が迷惑を被っているのか、数字的な統計をとって欲しいが、私は最も憂慮すべきは、首相であれ、外務大臣であれ、経済閣僚であれ、経済界のトップであれ、少なくとも、その任にある人、その権力や影響力を行使できる人は、そのポストでやるべき仕事をしっかりとやって欲しいと思います。

「弱」。私は今年は、それぞれそのポストにいる人の力が、極めて「弱」だった年だと思います。

翻って私達もこの1年自分の置かれた立場、責任をしっかり果たしただろうか。と自問自答するとなかなか厳しいものを感じます。自分がどれだけ出来たか。大いに反省しなければ。

お不動様にお願いするのは、自分の力でやれることに最善を尽くし、これ以上不可能と思われるまでやった上で後は、お任せするものだと、私は思っています。

来年1月20日初満月には、1日4座お勤めします。
今ご予約を承っていますのでぜひご参拝下さい。
貴方の1年の計・・・? を
初護摩供にてお待ちしています。

カテゴリ: 門主のお話 | 2010年12月21日 | No Trackbacks

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