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10月護摩のお話

10月護摩のお話

 昨夜の月はすばらしかったです。青蓮院では27日から恒例の秋のライトアップが始まっておりますが神秘的に照らされた竹林の上空に、冴え渡った満月に近い月の美しさは本当にすばらしく、しばし見とれてしまいました。

 先月のブログに、青不動の復元模写のお話しをしましたが、今日までに4人の方から、わざわざお寺にお越しいただき、ご寄進をいただきました。ありがとうございました。

 東京や、名古屋の方もあり、本当にありがたく厚く御礼申し上げます。
銀行振り込みの口座をお知らせしても良いのですが、銀行の場合、お振込みいただいた方のお名前が、カタカナのみで、ご住所等が分かりませんので、恐れ入りますが現金書留もしくは、郵便振替にてお願いいたします。
 郵便振替の口座番号は、00950−3−240133(右詰)ですので、よろしくお願い致します。通信欄にご住所、お名前、TEL番号、復元模写寄進とご記入お願いいたします。

 当代一流の絵師により、また現在の技術で判る情報を駆使して、あくまでも平安時代に当初描かれたまんまの姿を復元するもので、出来上がりは本当にすばらしいものになると思います。
 200人の方のお名前を表具の背面に記して、後世に永く伝えられることの他に、ご寄進の方にとりましては、私のお不動様として拝んでいただけるものと思います。一口6万円ですが、分割でもお受けしますので、よろしくお願い申し上げます。

 皆さんご承知のように、中国が尖閣諸島の問題で極めて攻撃的な対抗処置をとってきています。
 評論家や、報道の中で色々なことが云われていますね。

 私は詳しく調べている訳ではありませんが、現段階で私の認識の範囲でお話ししたいと思います。

 1996年に尖閣諸島近辺の海底に石油資源などがある可能性が明らかにされてから、中国はにわかに領有権を主張し始めたといわれています。それまでは欲しいとも、自国のものだとも思っていなかったといえることが、日米中の公文書等で明らかになっています。
 1970年に日中国交回復交渉、米中国交回復交渉の中で、周恩来は尖閣諸島の領有権を主張しました。
 しかしそれ以上に1972年、田中も、キッシンジャーも、周恩来もそのことより、なにをおいても、
友好関係を結び、国交を回復することを強く望み、明確な決着を先送りして、友好の精神を優先させた結果が、40周年を迎えた。
 この間日本がどれだけの多くの人的、物的支援を中国にもたらし、官民の緊密な交流が行われて来たか計り知れない。まさにいままでの日中関係はその恩恵に浴してきました。

 今、中国は景気が後退し、貧富の格差の拡大、とりわけ農村部と都市部の経済格差と農村部の
貧困が著しく、その不満は共産党上層部への脅威となってきているそうです。
 今回は、その不満のはけ口を、日本に向けて露骨に誘導していると分析されています。
 
 日本政府は、今回の暴動による日本企業の損害を政府として中国に損害賠償の要求をすべき
と思いますが、政府は個別の企業が中国政府に請求すべきとして、回避姿勢です。
 誠に情け無い限りですが、中国の露骨なまでの日本攻撃の背景には、自国の軍事、経済上の力がもはや日本を問題にしない段階に達したからではないかと思います。
 明らかに日本は軽んじられ、侮られています。

 私は日本はあまりにもオトナシク、相手の主張は聞くが、自分の云うべきことが云えない、と思います。
 日中国交回復40周年のこの秋の多くの催しが、殆んどキャンセルされました。

 なにをおいても、友好関係を結び、国交を回復しようとした40年前の、情熱や精神を再び蘇らせ、そのことを中国が再認識することが、また再認識してもらう努力を官民が強力に推進しなければと痛感します。

 今我々はあまりにも、国の危機を意識しなさ過ぎると思います。
 皆がいっぱしの評論家。円高、デフレで、産業が空洞化して、ガタガタに崩れていっても他人事。日銀や財政当局の無能。原発事故で避難を余儀なくされても、不満が爆発することはない。

 大規模な津波、地震、そしてありとあらゆる人為的なミスによる原発事故が二度と起らない安全対策や、電源のバックアップ等がどのように完璧に改善されたのか、進んだのか、我々は知らないし、知らされず、ただ議論は脱原発か、存続かのことばかりが論じられる。

 本当におかしい日本、もっと云うべきことを云って、立ち上がらなければ。

青蓮院のご本尊は国家の安泰繁栄、皇室の安寧を図る仏様。青不動さまはその化身。

 今日のお護摩のご祈祷は、もちろん皆様、お1人お1人の諸願の成就を祈っていただくのが第一ではありますが、ご本尊と青不動さまのお力をいよいよ発揮していただき、おかしなことに関心をもって立ち上がる力を、我々にお与えいただくよう強く念じます。  慈晃拝。



カテゴリ: 門主のお話 | 2012年10月30日 | No Trackbacks

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