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次回の満月護摩は9月25日(火)です。 8月26日 8月の満月護摩をお勤めしました。
8月の満月護摩 大変暑い日でしたが、日曜日になったこともあり、大勢の方のご参拝をいただきありがとうございました。次回は9月25日(火)です。
8月は終戦の日、広島、長崎への原爆投下の日があり、毎年深い思いを持ちます。
先日 NHKの夜間のBSで、なぜアメリカは核開発を始め、完成後ただちに実戦投下に踏み切ったのか、について ことのいきさつを詳しく報道しました。
そもそもヒットラーが核開発を開始しそうで、それに負けずにヒットラーより早く開発を終わらせることが、当初の発端。
国家予算の何倍もの巨額な機密費、2〜30兆円を投入、ルーズベルト大統領の決断により、のべ13万人の人をつぎ込み、ロスハラモスに優秀な物理学者2000人を缶詰にし、戦争終結に間に合わせることを目標とした。
原爆投下のゴーサインは、なんとしても実戦に使用したかったルーズベルト亡きあとを継いだトルーマンとロスハラモスのオッペンハイマー所長 等 数名による決断の暴挙であった。
既にドイツは開発をあきらめたことをキャッチしていたので、開発の第一義的要因は無くなっていた。
ルーズベルトはその被害の甚大なことを知り、実際の実戦投下をせず、実験を日本に示し、その脅威を知らせて降伏させるべきとの進言を受けていたが、5月に亡くなってしまう。
後を継いだトルーマン等は、機密費を使った膨大な開発費用が明るみに出たとき、実戦に使用しないと、世論から責任を追及されることを恐れたためとも云われている。
一握りの人の決断で20万人の命が失われた。
これは、その人達の人間性のことだけと考えるべきではないと思う。
その場におかれれば我々誰しもそのように追い込まれる可能性がある。
そして、われわれ日常において、規模は小さいが、様々な決断をしていて、そのような過ちを犯さないようにしなければ。 このことはそのための、教訓としなければ。
仏教は、己のことを捨てて、他の人のために尽くすことが、最も尊いことと教えています。
我々日常において、決してトルーマンや、オッペンハイマーになってはいけない。
月護摩